趣味活案内人講座 「花沢の里散策」3月17日開催
市民講師が身近な先生となって講座を開催する「趣味活案内人講座」。
暖かな晴天のこの日、10人の参加者の皆さんとともに、「花沢の里散策」講座に参加しました。講師は、趣味活案内人の杉山厚子さん。やさしい声の語り掛けで、参加者の皆さんはすぐに打ち解けた雰囲気になりました。
花沢の里観光駐車場にある案内板の前で、コースの説明と注意事項を確認し、まずは花沢の里観光駐車場から「花沢城跡」がある山を見ながら花沢城の歴史について簡単な説明がありました。水源に関するお話など、興味深い内容です。
この日のコースは花沢城方面ではなく、花沢の里入口の灯篭から右に向かい、花沢の里へ。散策路では、オシャモッツァンと呼ばれる山肌の大きな岩や花沢地区の民家の造り、産業、万葉の歌碑などについて丁寧な説明がありました。
「花沢の里」と呼ばれるだけあり、散策路には様々な花が咲いていて、皆さん写真を取ったり近くで見たり、また、みかんや野菜、菓子など、無人販売での買い物も楽しみました。花の名前は参加者の皆さんの方が詳しかったりして、そのやり取りがさらに雰囲気を和ませていました。
折り返し地点の「法華寺」では、入口にある道標や馬頭観音、仁王門やご本尊などについて説明を聞きました。山門の横にある愚痴聞き地蔵尊では、皆さん何やら拝んでおられました。
法華寺の後、少しだけ山道を登り、「花沢の里」が隠れ里と呼ばれる所以となる景色を眺めました。山に囲まれて人里があり、その向こうには海が見え、ステキな眺めでした。
いつの間にか数人ずつのグループができていて、帰り道はお話しながらそれぞれのペースで歩き、観光駐車場まで戻りました。
謂れや歴史などの説明を聞きながら歩く時間は、とても充実していて、何倍も得をした気分になりました。終始、和やかな雰囲気で、とても楽しく、ためになる講座でした。