2021.5.7

市民ライター育成講座受講者作品紹介(dekoまんま さんの作品)

市民ライター

こころ拡がる「瀬戸川緑地」

慣れない土地で心細い中、
その視界の広がる場所で、
小さな事に悩んでいる自分が
バカらしくなるくらい
こころが拡がる思いをしたのが
瀬戸川緑地だった。

川の南側河川敷に芝生広場が広がり
大きな4本の木が程よい間隔で立ち
大きく広げた枝葉が
人々に木陰を提供している。

 

 

 

 

川の向こう側には
焼津を見守るように構える
高草山。
その東側には虚空蔵山。
視線を下に移すと
陸橋を渡っていく電車。
西側の川の上流側に目をやれば
颯爽と橋を駆け抜けて行く新幹線。

 

 

川では、カモや鵜、サギなど
野鳥の群れが
ゆったりと休んでいたり
魚を取っていたり。
運が良ければ
魚が川面から飛び跳ねる様子
も見られる。

初めてこの地を訪れた時
川の土手沿いに2~30本はある
大きな桜の木が満開で
たくさんの花を付けた枝が
自分の方へ手を伸ばしてくる様に
迎え入れてくれたのが印象的だった。

こころが縮こまるような時
焼津の名所がギュッと詰まった
この広い世界が目の前に広がると
誰でもこころが落ち着き
しょんないなぁ なんとかなるら
と立ち直れる場所としてお勧めである。