2021.7.13

趣味活案内人講座 「いけばな教室」6月26日、7月10日開催

講座体験レポート

市民講師が身近な先生となって講座を開催する「趣味活案内人講座」。
「いけばな教室」の講師は、いけばな歴46年、ご自宅でいけばな教室も行っている飯塚登美惠さんです。

いけばなの楽しさや奥深さを体験していただく講座として、1日目は「盛花」、2日目は「自由花」を行いました。
はじめに、先生から花材の説明や生け方の基本、空間の活かし方などの説明があり、先生の生け方を見てから、早速、花材を手に取り生け始めます。

1日目の「盛花」の花材は、丹頂アリアムリーキ、ひまわり、スプレーカーネーション、クロトン。
まず、背の高い丹頂アリアムリーキの高さを決めながら生け方の決まりに沿って位置を決めます。
ひまわりの茎の曲がりも活かしながら、空間を意識してスプレーカーネーションや平たい葉のクロトンを挿していきます。
参加者の皆さんは、あまりためらう様子もなく、それぞれのお花を生けていき、予定よりだいぶ早く作品が完成しました。

2日目の「自由花」の花材は、ニューサイラン、アンスリウム、トルコ桔梗、ピペリカム。
スッと伸びた葉のニューサイランからいけ始めます。
ニューサイランは、そのまま使っても、丸めても、割いて使ってもいいそうです。
今回は、いけ方の決まりはなく、花器もそれぞれ違うものを用意していただいたので、花器とのバランスを考えながら、皆さん工夫して挿していました。
また、アンスリウムかトルコ桔梗、どちらをメインの花とするか、参加者が花を眺めながら「自分の気持ち」で決めます。


先生にアドバイスしていただいたり、少し手を加えていただいたりしながら、今回もあっという間にそれぞれの作品が完成しました。
同じ花材ですが、個性豊かな作品ができあがり、参加者同士作品を見せ合いながら、刺激も受けているようでした。
先生は、いけ方のコツだけでなく、花を長持ちさせる方法や花器の活かし方などのほか、参加者からの質問にも丁寧に説明してくださり、
いけばなの楽しさを十分に味わっていただけた講座となりました。